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ごりごりと(11)

実は我が家は 「兄弟三人仲がいい」

と 本人たちが 互いに 言い合うから

多分間違いない。


それなのに

ふうこの 特待が決まったとき

つぎおは おめでとうを 言わなかった

わたしは 気づかなかったが

げんに お祝いのプレゼント

最近 つぎおのブームの

ロクシタンの ボディクリーム

たっぷり フルボトルで

もって 自宅にかけつけて くれたのだから

母も 喜んで 見ていたのだけど

おめでとうの 言葉は ないのだと

しょんぼり さみしそうに

ふうこが いう。


そんなはず ないでしょ と

つぎお どうして おめでとうは

いわないの?

と きけば

めんどくさそうに 無視をする。

ふうこは 仲良しの弟が

一番 ほめてくれると 思った弟が

たいして 気持ちがはいってないことに

やっぱり しょんぼり さみしそうになる


こんなときに わたしは とても

めんどくさい 母である。

なんで どうして?

としつこく聞けば

なおさら 重い空気。



夜中になって つぎおが

わたしを コンビニに誘う

おごるから つき合って

と言われるけれど

わたし 中学生じゃないし

夜中のコンビにめんどうだなと 思うけど

さっきのこと 教えてくれたらと

また おせっかいが はじまる。

こんどは つぎおは

「いいよ」と とんちゃくなく

家を出て

さっそく 詰め寄る 私に返す。

「だって 行きたいローはそこじゃないんでしょ」


あら つぎおって そんなに 繊細?

ともかくも 姉弟に

怪訝な 違和感がぬぐえて ほっとする。

そんな こんなで



我が家は 兄弟三人仲がいい

本人たちが いうくらいだから

間違いない



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第一志望が受かって
たけおも つぎおも とても喜んだ
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ごりごりと(10)

最近ブログ書いてるの?

と ふうこが聞くから

書いてない

と答えた。

でも せっかくだから

ふうこのことを 書くことにした。

実はふうこは進学するローを変えた。

第一志望のところに受かったから。


ふうこには ほんとに申し訳ないが

がんばっていることは 知っていたが

がんばったことが そのまま

うまくいくことでは ないことを

知ってしまった 残念な大人に なってしまった母は

第一志望に合格して

頭が おかしくなった


嬉しいなどという感情は

常人の 常なる 感情

想定外の ことが 起こると

喜ぶという 感情すら 失せることを

知った。


ふうこの 高校受験の合格は

雲を歩くみたいに

横断歩道の しましまを 歩いた

大学受験の 合格は

指定校が決まりそうな

春くらいから

一年かけて 一年中

お祝いしてた


ローの合格は

頭がおかしくなった


ずっと まだ 違和感



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ごりごりと(9)

我が家に 37度ルールがあるという話しを過去記事で書いた。

「体温37度を病気と認める」

みたいなルール。

我が家は ガサツに育てたおかげで
なかなか 病気をしない。
風邪ひいたかな と 思っても すぐ治る。

だから せっかく 体温が37度になったときくらい
病気と認めてあげて
養生させてあげて
学校休ませてあげて
ぜりーとプリンとりんごとか
食べさせてあげようという
なんとも 我が家仕様の 自堕落なルールなのである。

ところが めったに 熱も出さないふうこが
ロー試験1週間前に 38度の高熱を出した。
日頃はそれくらいで 病院にも行かないのに
さすがに 試験前とあって
三日おきに薬が切れるたびに 病院にいった。

緊急事態。

でも、なんとなく
安心感があるのは そこはふうこだから。

ふうこには
実績があった。

ふうこは実は 高校1年の最後の定期テストの前にも
高熱を出した。

熱を出しながら ふらふらになりながら
試験を受け
高得点をたたき出した 経験がある。

もう あっぱれというか
豪快というか

実に頼もしかった。


そして その日 ひと悶着あった。

実は 同じ時期に 一足さきに
たけおも高熱を出していた。

くしくも それは たけおの高校の卒業式の日で
しかも その日は大学の合格発表の日だった。

わたしは 熱のあるふうこを 車で送るか
病み上がりの たけおを送るかで 迷った。

夫はたけおを 送るように言って 会社に出て
私は ふうこを 不安に思いながらも 見送った。

ところが たけおは たけおで 相変わらず飄々としていて
「送らなくていいよ」と
涼しい顔して 学校に行く。

なんだか わたしは
もう それだけで 疲れてしまい
誰の 何の 役にもたたないまま
結局 卒業式の式典 ぎりぎりに
ほとんど 最後の 保護者くらいに 入場した。
まあ あまり人に会いたくなかったからかもしれない。

その日は 国立の数校が 同日の発表で
式典の間にも
結果がわかる子もいる。

たけおは 式典が終わった足で大学に出向き
電話で 控えめに 報告してくれた。



話は戻るが
ふうこは過去にも 高熱で受けた試験で
最高順位をマークした女 なのである。

ふうこ は 強い



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ごりごりと(8)

鉈(なた)でごりごりと叩き割るような勉強

と、父親に評される娘ふうこの受験が概ね終わった。
概ねという曖昧な言い方は
第一志望の結果を待たずして
進学先を決めたから。
 
最初に受験した大学院を
授業料全額免除の好成績で合格した。

どこか1校、どこでもいいから合格できればと
祈ってたから、肩透かしを食わされたように
気持ちの所在がなくなって しばらく ぼーっとした。

当然 全滅だって覚悟していて
期待する気持ちがあれば
駄目なときの 痛手が大きい
駄目でもともと
がっちり 心をガードしてきたから

実際に 合格しても
かたくなった 心は
簡単には ゆるまらず
喜ぶという 感情にいたるまでに
かなり 時間がかかった。

けれど ふうこは 合格そのものよりも
全免にこだわっていたのも 知っていた。
知ってはいたけど 気づかないふりして
そして おそらく ふうこも 
私が気づかないふりをしていたことを 知っていた。

そして 駄目だったときは
まるで 何事もなかったように
普通の一日が 過ごせるようにと願った。

ごりごりと 勉強していた子が
普通の一日?


いま 考えても
合格をいただけただけで ありがたい。

それくらいに 切ないくらいに
勉強していた。

0.5のシャープペンの芯でも太すぎると
0.3のシャープペンで書かれた文字は
米粒に書くほどに
老眼の始まった私には 小さかった。

蛍光色の ポストイット(付箋紙)に
3×4センチ四方のその紙に
400文字が並ぶのではという 込み具合で

それらが にぎやかに六法を彩っていた。

このところ 法曹業界は景気のいい話は聞かない。
ましてや ふうこがそんな厳しい世界で やっていけるなんて
想像もできない。

大学に入ったときから
反対はしないものの
やんわりと 別の道に進むことを
勧めてきた

ふうこも 迷い迷い
迷いながらも
いつしか 決心は固まってきて
もうこれ以上 その 気持ちに
水をさすことも できないくらい
ごりごりと 勉強し続けてきた。


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司法試験の結果も昨日出ましたね。
試験に受かってもまだまだ1年間、
司法修習があります。
果てしない。






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